観葉植物を寝室に置いても大丈夫?酸素・二酸化炭素の真実を解説

植物雑学

「寝室に植物を置くのは危険」と聞いたことはありませんか?
「夜に二酸化炭素を出すから呼吸に悪い」など、なんとなく不安に感じている方も多いでしょう。

結論から言えば、多くの観葉植物は寝室に置いてもまったく問題ありません。
むしろ、空気清浄効果やリラックス効果が期待できるメリットもあるのです。

本記事では、植物が出す酸素や二酸化炭素の仕組みを科学的に解説しながら、寝室に置いて安心な観葉植物や、おすすめの飾り方も紹介します。


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観葉植物は夜に二酸化炭素を出すって本当?

夜は「光合成」ができない

植物は日中、光を使って光合成を行い、二酸化炭素(CO₂)を吸収して酸素(O₂)を放出します。
しかし夜間は光がないため、光合成ができません。

その代わりに「呼吸」を行い、人間と同じように酸素を吸って二酸化炭素を少量排出します。

二酸化炭素の量はごくわずか

この“夜間の呼吸”によって出るCO₂は、人間が1分間で出す量よりも圧倒的に少ないとされています。
例えば、観葉植物のポトスやサンスベリアが排出するCO₂は、人の呼吸と比べて桁違いに微量です。

つまり、寝室に観葉植物を置いても、空気が悪くなることはほとんどありません。


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寝室に植物を置くメリットとは?

1. 空気をきれいにする効果

NASAの研究でも、植物には有害物質を吸着・分解する能力があると報告されています。
特にホルムアルデヒドやベンゼンなどの揮発性有機化合物(VOC)を除去する効果があるとされ、空気清浄機のような役割も期待できます。

2. リラックス効果・睡眠の質向上

緑を見ることで副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られます。
また、湿度の調整にも役立ち、乾燥しがちな室内環境を和らげてくれるのもポイントです。


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寝室におすすめの観葉植物5選

以下は、夜間のCO₂排出が少なく、空気清浄効果も高いとされる植物です。

植物名特徴管理のしやすさ
サンスベリア夜間にも酸素を出す「CAM型植物」非常に丈夫で初心者向け
ポトス空気清浄能力が高く吊るして飾れる半日陰OKで育てやすい
アロエベラ空気清浄&保湿効果あり乾燥に強くメンテナンス少なめ
スパティフィラム空気中の有害物質を吸着明るい室内向き、花も楽しめる
アイビーフォルムが美しく壁掛けも可能冬場の寒さに注意が必要

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観葉植物を寝室に置くときの注意点

  • 土のカビに注意:通気性の悪い部屋ではカビが発生しやすくなるため、風通しを意識した設置が大切です。
  • 水のやりすぎに注意:特に冬場は水やりを控えめに。乾燥気味が基本です。
  • アレルギーがある人は種類に注意:花粉や香りが強い植物は避けましょう。

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よくある質問(FAQ)

Q. 寝室にたくさん植物を置いても問題ないですか?
A. 問題ありませんが、置きすぎると湿度が上がりすぎたり、カビの原因になる可能性があります。
3〜5鉢程度が目安です。

Q. 夜も酸素を出す植物はありますか?
A. サンスベリアやアロエなどの「CAM型植物」は、夜間にも酸素を出すとされています。
寝室には特におすすめです。

Q. 植物が虫を呼ぶ心配はありませんか?
A. 正しく管理すれば大丈夫ですが、水のやりすぎや枯れ葉の放置は虫の原因になるので、清潔に保つことが大切です。


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まとめ|観葉植物は寝室に置いてもOK!

  • 夜間の二酸化炭素排出はごくわずかで、健康への影響はほとんどない
  • 空気清浄やリラックスなど、メリットの方が大きい
  • 選ぶ植物や設置方法に気をつければ、安心して取り入れられる

寝室の空間に、ちょっとしたグリーンの癒しをプラスしてみませんか?

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