「もっとサボテンを深く知りたい」
「交配種ではなく“原種”の魅力を楽しみたい」
そんな中級〜上級者が確実にステップアップできるのが、
『カクタスハンドブック 原種サボテンを楽しむ』山本規詔 著(誠文堂新光社)。
本書は、世界の原種サボテンを自生地 × 分類 × 育て方の3方向から深掘りし、
“サボテン本来の姿”を堪能できる一冊です。
書籍データ(表でサッと確認)

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | カクタスハンドブック 原種サボテンを楽しむ |
| 著者 | 山本規詔(やまもと のりあき) |
| 出版社 | 誠文堂新光社 |
| 発行年 | 2020年 |
| 価格 | 紙版 2,420円/Kindle版 2,178円(税込) |
| 特徴 | ・原種サボテン約150〜300種掲載 ・自生地・分類・形態を丁寧に解説 ・原種ならではの野性味を楽しむ育て方を収録 |
原種サボテンを“本来の姿”で知ることができる

本書の魅力は、原種(ワイルドタイプ)のサボテンに徹底的にフォーカスしている点。
原種サボテンの魅力
- 自生地で進化したワイルドなフォルム
- 厚い茎・鋭いトゲなど、園芸品種にはない野性味
- 原産地ごとに異なる形・色・成長リズム
- 交配種とは違う、種としての純粋な美しさ
原種を知ると「このサボテンはなぜこんな形なのか?」が理解でき、育て方も自然と上達します。
世界の自生地をもとにした本格的な分類・解説

原種サボテンを語るうえで欠かせないのが自生地(原産地)の知識。
本書では、以下のような世界のサボテン分布を踏まえて解説しています。
地域別のサボテンの特徴
- 北米(アメリカ・メキシコ)
→ トゲが強く、乾燥地帯に適応したタイプが多数 - 南米(アルゼンチン・ボリビア・ペルー)
→ 球体の硬いサボテン、岩場に張り付くように生える種類も - 標高による違い
→ 高地の種類は耐寒性が高いものも多い
これらを踏まえて写真+解説で紹介されているので、
「どんな環境で生きてきた植物なのか」が深く理解できます。
自生地を知ると、置き場所・水やり・休眠など“適切な管理”がしやすくなります。
原種サボテンの育て方を“野性味の視点”で学べる

本書が優れているのは、単なる図鑑ではなく“育てるための実用知識”も充実している点。
掲載されている育て方
- 日当たり・光量の考え方
- 通風(土と鉢の選び方)
- 季節ごとの水やり調整
- 休眠期の管理
- 植え替えのコツ
- 実生・挿し木・接ぎ木までカバー
さらに、原種ならではの管理ポイントもあり、
“野生の環境を再現すること”を軸にしたアプローチが学べます。
交配種より原種のほうが“環境のメリハリ”を好む。
しっかり乾かし、しっかり日光を与えることが重要。
約150〜300種の原種を美しい写真で掲載

写真の美しさも本書の大きな魅力。
写真の特徴
- 自生地で撮影した臨場感あるカット多数
- トゲ・稜・肌質の特徴がわかる高画質写真
- 球形・柱形・ウチワ系など幅広く掲載
特に球形サボテン(マミラリア、エキノプシスなど)は迫力満点。
「野生でこんな姿をしていたのか」と驚くページが多く、観賞用の図鑑としても優秀です。
交配種・園芸品種との違いがわかりやすい

本書では、交配種との違いも丁寧に解説。
| 原種サボテン | 交配種・園芸品種 |
|---|---|
| 自然界で生き抜くための特徴がそのまま | 人の手で改良された“綺麗さ・整い”が特徴 |
| 個体差が大きく野性味が強い | 安定した形・色に揃えられている |
| 環境再現が大切 | 室内栽培でも比較的育てやすい |
原種サボテンを知ることで、交配種との違いもより明確に理解できるようになります。
この本はこんな人におすすめ!

| タイプ | 理由 |
|---|---|
| サボテン中級者 | 次のステップに進む「原種の沼」へ入れる |
| 原種の魅力を知りたい人 | 自生地・分類・形態を深掘りできる |
| データとして図鑑を使いたい人 | 原種サボテンの分類が明確で調べやすい |
| サボテンの育て方を本格化したい人 | 原種の生育環境に基づく実践的アドバイスが多い |
| 野性味あるサボテンが好きな人 | 改良種とは違う“本来の姿”が楽しめる |
総評:原種サボテンの世界が一気に広がる“ステップアップの決定版”
『カクタスハンドブック 原種サボテンを楽しむ』は、
「サボテン本来の魅力を深く知りたい」すべての愛好家にとって、
まさに“必携のステップアップガイド”。
- 原種サボテンの体系的な理解
- 自生地に基づく本格的な分類
- 原種を生かした育て方
- 美しい写真と読み応えあるコラム
原種サボテンに興味を持った瞬間、
この本はあなたの“新しい入口”になります。



コメント