サンスベリア(Sansevieria)は、アフリカや南アジア原産の乾燥に強い多肉質の観葉植物。
葉に縞模様が入ることから、日本では「トラノオ(虎の尾)」とも呼ばれています。
学名はDracaena trifasciata(旧属名:Sansevieria)で、現在はドラセナ属に分類されています。
サンスベリアの主な特徴

特徴 | 内容 |
---|---|
学名 | Dracaena trifasciata |
和名 | トラノオ |
原産地 | 西アフリカ〜インド |
耐陰性 | あり(明るい日陰で可) |
乾燥耐性 | 非常に強い |
空気清浄効果 | 高い(NASAの研究でも実証) |
寿命 | 数年〜10年以上と長寿命 |
人気のあるサンスベリアの種類

- サンスベリア・ローレンティー(Laurentii)
→ 葉縁が黄色く縁取られた定番種。 - サンスベリア・ムーンシャイン(Moonshine)
→ シルバーグリーンの葉が美しい。やや希少。 - サンスベリア・バキュラリス(Bacularis)
→ 細い棒状の葉が直立するモダンなタイプ。 - サンスベリア・ハニー(Hahnii)
→ 小型でコンパクト。デスクや棚に最適。
育て方|枯らさないコツは「乾かし気味」に

1. 日当たり・置き場所
- 明るい室内が理想。直射日光は避ける。
- 耐陰性があるため、窓際でなくてもOK。
2. 水やりの頻度
- 目安:春〜秋は月2〜3回、冬は月1回以下
- 土がしっかり乾いてから与えるのが基本。
3. 用土・鉢選び
- 水はけの良い観葉植物用土 or サボテン用土が◎
- 通気性のある素焼き鉢がおすすめ。
4. 肥料の与え方
- 生育期(5〜9月)に緩効性肥料を2〜3ヶ月に1回
- 肥料が多すぎると根腐れの原因に。
5. 植え替え・株分け
- 2〜3年に1回が目安
- 子株が出やすいので株分けして増やせる
実は空気清浄植物!NASAも認めた浄化力

サンスベリアはNASA(アメリカ航空宇宙局)の研究で、ホルムアルデヒドやベンゼンなどの有害物質を除去する能力があると認められています。
寝室や書斎に置くと、快適な空気環境づくりにも役立ちます。
風水的にも縁起が良い観葉植物

風水では、上に向かって真っ直ぐ伸びる葉が「陽の気」を持ち、悪い気を跳ね返すとされます。
特に玄関やトイレに置くと、邪気を払う効果があると人気です。
よくあるトラブルと対処法

症状 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
葉がぐったり倒れる | 過湿、根腐れ | 水やり頻度を減らす。根の状態を確認。 |
葉が黄色くなる | 光不足、肥料過多 | より明るい場所に移動。肥料を控える。 |
葉先が枯れる | 空気の乾燥、過湿 | 加湿器や水皿で調整、水のやりすぎ注意。 |
サンスベリアを育てるメリットまとめ

- 水やり頻度が少なく初心者向け
- インテリアとしても美しく人気
- 空気清浄・風水効果も期待できる
- 子株でどんどん増やせる楽しさも
まとめ|放ったらかしでも美しい、頼れるグリーン
サンスベリアは、「植物を育ててみたいけど枯らしそう…」という人にこそ最適なパートナー。
放ったらかし気味でも元気に育ち、しかもお部屋の空気まで整えてくれる。そんな頼れる観葉植物です。
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