サボテンを「一年を通してきれいに育てたい」と思ったら、
まず読むべき一冊が 『NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビNEO 多肉植物 サボテン』。
本書は、季節ごとの管理方法を “12か月単位” で紹介しており、
育て方の疑問が季節ごとにすべて解決できる実践型のガイドブックです。
著者は、サボテン専門店「山城愛仙園」の二代目で園芸研究家の山城智洋氏。
初心者にも中級者にも刺さる、現場の知識を凝縮した内容になっています。
書籍の基本データまとめ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | NHK趣味の園芸 12か月栽培ナビNEO 多肉植物 サボテン |
| 著者 | 山城智洋 |
| 出版社 | NHK出版(2021年) |
| 価格 | 紙版 1,650円/Kindle版 1,386円(税込) |
| 特徴 | 月ごとの管理ポイント/写真中心/花・トゲを美しく保つ技術 |
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1.12か月の“リアルな栽培スケジュール”がわかる

本書最大の魅力は、“月ごとに必要な管理作業が明確に分かる”こと。
月別にわかること
- 水やりタイミング
- 植え替え適期
- 肥料を与えるタイミング
- 日光量と遮光の必要性
- 室内管理に変える時期
- 花芽形成の時期
- 夏越し・冬越しの注意点
「今何をすればいいか?」が直感的にわかるため、
初心者が特につまずきやすい 季節管理の失敗 を防げます。
2.トゲや花を“美しく保つテクニック”が学べる

サボテンの魅力といえば、トゲの造形美と季節に咲く花。
本書には、これを美しく保つための具体的なコツが多数掲載されています。
トゲをきれいに伸ばすための基本
- 春〜秋の“成長期”にしっかり光を当てる
- 風通しを確保し、徒長を防ぐ
- 強光で焼けないように適度に遮光
- 根が弱っているとトゲが太くならないため、適期に植え替える
美しい花を咲かせるコツ
- 肥料は少量(多すぎると徒長)
- 冬の寒さに軽く当て、花芽形成を促す
- 春先にしっかり日の光を確保
トゲの美しさは “栽培環境” がそのまま反映される。
写真のような美株を育てたい人に特に役立つ内容!
3.写真中心の“実践的なビジュアル構成”

本書は文章よりも写真と図解が多く、
「見てそのまま真似できる」点が大きなメリット。
こういう人に最適です:
- 文章より写真で覚えるタイプ
- サボテンの成長イメージを掴みたい
- 初心者で専門用語が苦手
- 品種別の形の違いを知りたい
写真ページの魅力
- 黒背景に浮かび上がるサボテンの美しい姿
- 花を咲かせた瞬間を捉えた構図
- 新しいトゲの成長段階が一目でわかる
- 細かい栽培の手順もビジュアルで説明
“図鑑のような美しさ”と“教科書のような実用性”が両立している。
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4.12か月栽培ガイド(季節別まとめ)

本書の内容をもとに、初心者でも理解しやすい形で
季節別の育て方ポイントを整理しました。
春(3〜5月)|植え替え&生育スタートの季節
- 植え替え適期(根が動き始める)
- たっぷりの日光と風通し
- 水やりは“乾いたらしっかり”
- 肥料は春と秋に控えめに
- 花を咲かせる準備が整うシーズン
春は最重要シーズン!生育の土台が決まる時期。
夏(6〜9月)|遮光と風通しが最重要
- 強烈な日差し→遮光ネットが必要
- 風通しを確保
- 高温で根が弱りやすいため水やり控えめ
- 夏に休眠する種類もあるため無理に水を与えない
夏の管理が最も失敗しやすい。日焼けと根腐れに注意!
秋(10〜11月)|最後の成長期&冬支度
- 気温が下がるが日光はしっかり
- 水やりは少し控えめに
- 冬越し準備:室内に取り込み開始
- 秋の光でトゲが最も美しく仕上がる
冬(12〜2月)|断水+保温の季節
- ほとんどのサボテンは完全休眠
- 基本は断水
- 気温5℃を下回る前に屋内へ
- 日光はしっかり確保(窓辺)
冬の断水に自信がない人に特におすすめの一冊!
5.この本はこんな人におすすめ!

| タイプ | 理由 |
|---|---|
| サボテン初心者 | 月別管理で失敗しづらい |
| 中級者 | 花・トゲの仕上げ技術が学べる |
| 図解で理解したい人 | 写真中心で見やすい |
| 季節管理に自信がない人 | 12か月カレンダーが便利 |
| コレクター志向の人 | 美しい写真で品種の違いが一目でわかる |
総評:一年を通して“迷いなく育てられる”最高の栽培ガイド
『12か月栽培ナビNEO 多肉植物 サボテン』は、
- 実用性
- 視覚的わかりやすさ
- 栽培の深さ
この3つを完璧に兼ね備えた一冊です。
特に、
- 月ごとの管理が苦手
- 季節ごとに何をしたら良いかわからない
- サボテンのトゲや花をもっときれいに育てたい
という人には、圧倒的におすすめ。
“サボテンを長く美しく育てたいすべての人” に必携のガイドブックです。
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