最近、植物好きのあいだで急速に注目を集めているのが「ハビタットスタイル(Habitat Style)」。
これは、植物が本来生きている“自生地(ハビタット)”を再現したインテリアスタイルで、ただの鉢植えを「風景」として楽しむ新しいアプローチです。
この記事では、ハビタットスタイルの基本から、取り入れ方、おすすめの植物や鉢の選び方までを、初心者にもわかりやすく解説します。
ハビタットスタイルとは?

ハビタットスタイルとは、植物が本来生息している自然環境を、鉢の中や屋内空間に再現するスタイルです。
たとえば…
- サボテンやアガベ → メキシコの乾燥地帯風に
- ユーフォルビアやコピアポア → 岩や砂礫の荒野に見立てた景観に
- フィロデンドロンなどの熱帯種 → ジャングルや湿地帯を意識した構成に
このように、植物の“ルーツ”に寄り添いながらレイアウトすることで、植物本来の魅力を最大限に引き出すことができます。
ハビタットスタイルのメリット

メリット | 内容 |
---|---|
圧倒的な自然感 | 鉢植えが“作品”になり、唯一無二の風景が楽しめる |
植物理解が深まる | 自生環境を知ることで、育成やケアにも良い影響が |
空間演出が映える | 無機質な空間でも、自然の息吹が加わることで印象がガラッと変わる |
ハビタットスタイルを実践する3つのステップ

1. 植物の「自生地」を調べる
まずはその植物がどんな気候・地形・環境で育っているのかを調べましょう。
ここが一番大事なポイントです。
2. 土・石・装飾素材を選ぶ
自生地の景観を再現するために以下の素材が有効です:
- 砂、溶岩石、スコリアなどの無機質素材
- ドリフトウッドや流木
- モス、ココファイバー、バークチップ
- ラフな自然石や鉱石
3. 鉢・コンテナを選ぶ
見た目の世界観を左右する重要な要素が「鉢」。
植物+景観を引き立てる鉢選びをしましょう。
ハビタットスタイルにおすすめの鉢タイプ:
- 素焼き鉢(テラコッタ)
→ 素朴で自然な風合い。乾燥地の再現に◎ - コンクリート調やグレー系鉢
→ 岩場のような無機質感を演出でき、植物の存在感が映える - 自作のセメント鉢・3Dプリント鉢
→ TakezPlantsでも制作しているオリジナル鉢。唯一無二の存在感が魅力。 - 縁が薄いスクエア型のハビタット用プラ鉢
→ 直線的で無駄のないデザイン。風景に溶け込みやすく、植物や地形の演出を邪魔しない。軽量で扱いやすく、複数並べたレイアウトにも最適です。
ハビタットスタイルにぴったりな植物TOP5

植物名 | 原産地(ハビタット) | 特徴 |
---|---|---|
アガベ・チタノタ | メキシコ高地 | 無骨な葉と重厚な存在感 |
コピアポア・シネレア | チリの砂漠地帯 | 鉛色の肌と鋭いトゲ |
ユーフォルビア・オベサ | 南アフリカ | 球状のシルエットがユニーク |
アデニウム | サバンナ地帯 | コーデックスの代表種。乾燥と太陽に強い |
ハオルチア | 南アフリカの岩場 | 光を透かす葉が魅力的 |
まとめ|「育てる」から「表現する」へ。ハビタットスタイルで暮らしに自然を。
ハビタットスタイルは、ただ植物を飾るのではなく、自然との対話を楽しむスタイルです。
育てるだけじゃない。魅せる・感じる・想像する。
そんな新しい植物の楽しみ方を、あなたも始めてみませんか?
植物のルーツを、暮らしの一部に。
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