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【レビュー】『世界の多肉植物3070種』|3,000種以上を網羅した究極の多肉植物図鑑

サボテン
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多肉植物を本格的に学びたい、
“世界中の多肉植物の名前や原産地を正確に知りたい”──

そんな中級〜上級者・研究者におすすめなのが、
『世界の多肉植物3070種』(佐藤勉 著)です。

本書は、世界中の3,000種を超える多肉植物を収録した本格的な図鑑で、
学名・和名・原産地・写真を網羅した、まさに“究極の資料書”。


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書籍情報まとめ

引用:amazon
項目内容
書名世界の多肉植物3070種
著者佐藤 勉
出版社主婦の友社
発行年2019年
価格紙版 4,620円/Kindle版 4,158円(税込)
特徴・世界の多肉植物3,000種以上を網羅
・学名・和名・原産地を掲載
・英語併記の解説つき
・サボテン科を含む広範な多肉植物を収録

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3,070種を掲載した圧倒的なボリューム

本書の最大の特徴は、掲載種の多さ
その数はなんと3,070種以上
日本で出版された多肉植物図鑑としては、最大級の収録数を誇ります。

収録内容のポイント

  • 世界中の多肉植物を57科・約303属に分類
  • 各種に学名・和名・原産地・写真・英語解説を掲載
  • ハオルチア・エケベリア・ユーフォルビア・アロエ・コノフィツムなど主要属を完全網羅
  • 各ページに高画質写真12点前後を配置し、視覚的にも楽しめる

多肉植物の分類体系を“体系的に学びたい人”に最適。
学名・原産地・属分類が明確に整理されているので、学術的にも信頼性が高いです。


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図鑑らしい構成と調べやすさ

引用:日本の古本屋

本書の構成

  • 各科ごとにまとめて掲載(例:ベンケイソウ科、トウダイグサ科、ツルボラン科など)
  • 同じ属の種類が一覧で見られるため、形の比較や進化的な特徴も一目瞭然
  • 各項目に写真・学名・和名・原産地・英語説明がセットで掲載
  • 巻末索引で園芸名(和名)から該当ページを探せる

多肉植物の「見た目が似ているけど名前が違う…」という混乱を解消。
科・属ごとに整理されているため、分類の全体像がスッと理解できます。


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原産地・学名情報の充実

引用:日本の古本屋

多肉植物は種類が多く、同じ属でも原産地が異なると性質が変わります。
本書では、全収録種の原産地を明記しており、地理的な特徴を理解するのに役立ちます。

記載されている情報

  • 学名(ラテン語表記)
  • 和名(園芸名)
  • 原産地(国・地域名)
  • 属・科の分類名
  • 各植物の特徴(形態・色・生育タイプなど)

「原産地を知る=栽培のヒントを知る」こと。
例えば南アフリカ原産のリトープスは乾燥を好み、メキシコ原産のアガベは強光を好むなど、
原産地情報を知ることで栽培の精度が上がります。


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専門家・愛好家・研究者向けの本格派図鑑

引用:日本の古本屋

本書は“育て方の入門書”ではなく、
研究・資料・分類学的な観点で使える“データ型図鑑”です。

こんな人におすすめ

  • 多肉植物の学名・原産地を正確に知りたい上級者
  • 研究・分類・標本づくりに興味がある人
  • 多肉植物コレクター・愛好家
  • SNSや展示会で品種を正確に紹介したい人
  • 図鑑・資料としての美しさを求める人

育て方ではなく「知識を深める」ことに重点を置いた本。
写真だけでも圧巻の情報量で、“眺める図鑑”としても価値があります。


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他の図鑑との違い

書名掲載種数ターゲット特徴
世界の多肉植物3070種約3,070種上級者・研究者学名・和名・原産地を完全網羅
NHK決定版 多肉植物図鑑約1,600種初〜中級者栽培方法や季節管理が中心
多肉植物パーフェクトブック約500種初心者写真+Q&A形式で学べる入門書

「世界の多肉植物3070種」は“調べる本”。
「パーフェクトブック」は“育てる本”。
用途が異なるため、両方持つと最強コンビになります。


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圧巻のビジュアルと資料性

  • 全ページフルカラーで、高解像度写真を多数収録
  • 各ページが整然とレイアウトされており、図鑑としての完成度が高い
  • 種ごとに異なる形・色・模様が一覧でき、見ているだけで飽きない

「名前を調べる」だけでなく、「見て楽しむ」ことができるのが本書の魅力。
特にハオルチアやエケベリアのページは圧巻です。


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総評:多肉植物を“深く学ぶ”ための究極図鑑

『世界の多肉植物3070種』は、
“育てる本”ではなく“知るための本”

学名・和名・原産地を正確に理解し、
多肉植物の分類・多様性を体系的に学びたい人にとって、まさに“必携の資料”です。

  • 研究・分類・同定に最適
  • 写真・学名・原産地が全て載っている
  • 世界中の多肉を一覧できる
  • 多肉植物図鑑として資料価値が高い

“3,000種の多肉植物を旅するように読む”──
そんな知的な楽しみ方ができる一冊です。

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