観葉植物の葉水(はみず)、あなたは正しくできていますか?
「葉水って本当に必要?」「やり方やタイミングがよくわからない…」そんな疑問を持つ方は少なくありません。
実は、葉水はただ葉に水をかけるだけではなく、植物の健康を守る大切なケアのひとつ。
正しく行うことで、乾燥対策・害虫予防・葉の美しさアップなど、たくさんのメリットがあります。
この記事では、観葉植物初心者の方でもすぐに実践できる葉水の基本・効果・頻度・注意点まで、やさしく解説します。
葉水の正しいやり方をマスターして、あなたのグリーンライフをもっと楽しく、もっと元気に育てていきましょう!
そもそも「葉水」ってなに?

葉水とは、植物の葉に直接水を吹きかけることです。
根に与える水やりとは違い、葉っぱにミスト状の水をかけることで、植物にとって快適な湿度を保ったり、虫の予防になったりします。
葉水の主な効果とは?

1. 湿度アップで乾燥を防ぐ
特に冬場やエアコンの効いた室内では空気が乾燥しがち。
乾燥すると葉がチリチリになったり、元気がなくなる植物も多いです。
葉水を与えることで葉面からの蒸散を調整し、乾燥ストレスを軽減できます。
2. ハダニなど害虫の予防に
ハダニは乾燥した環境で繁殖しやすい害虫。
葉水によって湿度を保つことで、ハダニの発生を予防できます。
葉の裏側にもシュッとしてあげると効果的です。
3. ほこりや汚れをリフレッシュ
葉にたまったホコリは光合成の邪魔になります。
葉水で軽く汚れを落としてあげることで、見た目もスッキリ、植物もごきげんです。
効果 | 詳細 | ポイント |
---|---|---|
湿度アップで乾燥を防ぐ | 冬場やエアコン使用時に乾燥しやすい環境で、葉水により蒸散を調整。葉のチリチリや元気の低下を防ぐ。 | 特に乾燥ストレスが出やすい季節に有効 |
害虫の予防(ハダニなど) | ハダニは乾燥環境で繁殖。葉水で湿度を上げることで発生を抑制。葉裏にも散布すると効果的。 | 害虫対策にも兼用できる |
ホコリや汚れをリフレッシュ | 葉にたまったホコリを落とし、光合成を妨げないようにする。見た目もスッキリ。 | 葉の健康と美観を両立 |
葉水が向いている観葉植物

- フィカス系(ゴムの木、ベンジャミンなど)
- モンステラ
- シダ系植物
- カラテア
- スパティフィラム
- サンスベリア(頻度は控えめに)
基本的に熱帯・亜熱帯原産の湿度が好きな植物は葉水と相性バッチリです。
植物名 | 特徴 | 葉水の相性 |
---|---|---|
フィカス系(ゴムの木、ベンジャミンなど) | 光沢のある葉が多く、乾燥に弱い | 相性◎ |
モンステラ | 大きな葉でホコリが付きやすい | 相性◎ |
シダ系植物 | 高湿度を好む | 相性◎ |
カラテア | 葉模様が美しく乾燥に弱い | 相性◎ |
スパティフィラム | 室内で育てやすく乾燥に弱い | 相性◎ |
サンスベリア | 乾燥に強いが、控えめなら効果あり | 相性△(頻度少なめに) |
葉水のやり方と注意点

【STEP1】霧吹き or ミストボトルを準備
細かいミストが出るスプレーボトルがおすすめ。100均のものでもOK!
【STEP2】朝〜昼の時間帯に
夜に葉が濡れたままだとカビや病気の原因に。日中の気温が高い時間帯に行いましょう。
【STEP3】葉の表と裏、両方にまんべんなく
特に害虫予防としては、葉の裏側までしっかりミストするのがコツ!
【STEP4】頻度は週に2〜3回が目安
乾燥している季節は毎日でもOKですが、過剰にやりすぎるとカビの原因になるので注意です。
STEP | 内容 | ポイント・注意点 |
---|---|---|
STEP1 | 霧吹き or ミストボトルを準備 | 細かいミストが出るスプレーが理想。100均のものでも十分使える。 |
STEP2 | 朝〜昼の時間帯に行う | 夜に濡れるとカビや病気の原因になるため、日中の暖かい時間に実施。 |
STEP3 | 葉の表と裏、両方にまんべんなく | 特に葉裏は害虫(ハダニなど)対策に効果的。 |
STEP4 | 頻度は週2〜3回が目安 | 乾燥時期は毎日でも可。ただしやりすぎはカビの原因になるので注意。 |
よくある質問(FAQ)

Q. 葉水だけで水やりの代わりになりますか?
→なりません!
葉水はあくまで補助的なケア。
土への水やりとは別物なので、水切れに注意しましょう。
Q. 冬でも葉水していいの?
→OKですが、暖かい時間帯に、少なめにするのがポイント。
ヒーターや加湿器と組み合わせるのもおすすめ。
まとめ|葉水は“気軽にできる最高のケア”
葉水は、観葉植物の乾燥対策・害虫予防・葉のリフレッシュに効果的なケア方法です。
フィカスやモンステラ、シダ類などの湿度を好む植物とは特に相性が良く、健康的で美しい姿を保つために欠かせません。
正しいやり方を守れば、葉水は植物の成長をサポートするだけでなく、お部屋の空気も心地よく整えてくれます。
観葉植物を長く元気に育てたい方は、今回ご紹介した効果・やり方・注意点をぜひ日々のケアに取り入れてみてください。
きちんと葉水を続けることで、植物本来の美しさを引き出し、癒しのあるグリーンライフを楽しむことができます。
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