Aloe ‘Donnie’(アロエ・ドニー)は、赤みを帯びた葉と精緻な模様が目を引くハイブリッドアロエのひとつ。
観賞価値の高さに加え、比較的育てやすい性質から、初心者からコレクターまで幅広く人気を集めています。
この記事では、アロエ・ドニーの特徴・育て方・他品種との違いまで、正確かつ深掘りして解説します。
アロエ・ドニーとは?基本情報まとめ

項目 | 詳細 |
---|---|
学名 | Aloe ‘Donnie’(交配種のため種小名なし) |
分類 | アロエ属(ツルボラン科) |
形態 | 常緑多肉植物/ロゼット型 |
原産 | 園芸交配種(交配親は非公開・不明) |
サイズ | 幅15〜25cm程度(成株時) |
特徴 | 葉に赤褐色の斑点模様、強光下で赤みが増す |
アロエ・ドニーの魅力とは?

1. 鮮やかな赤茶色の葉模様
ドニーの最大の特徴は、濃緑〜赤褐色の葉に浮かぶ繊細なスポット模様。
日照や温度によって発色が変化し、育てる環境次第で表情がガラリと変わります。
2. 光によって“紅葉”する色変化
とくに冬場や強光下では、葉全体が赤く染まることもあり、その姿はまるで紅葉する植物のよう。
アロエの中でも観賞価値の高いタイプとして評価されています。
3. 丈夫で育てやすい
ドニーは、耐暑性・耐寒性ともにバランスが良く、初心者でも扱いやすいのが魅力。
徒長しにくく、締まったロゼット形状を保ちやすい点も人気の理由です。
アロエ・ドニーの育て方ガイド

▷ 光と置き場所
- 屋外の日なた〜半日陰が理想
- 強光で赤く発色しやすいが、夏場は遮光(30〜50%)を推奨
- 室内では明るい窓際に設置
▷ 水やり
- 春〜秋:土が乾いて2〜3日後にたっぷり
- 冬:休眠傾向があるため断水気味
- 過湿は根腐れの原因になるので注意
▷ 用土と鉢
- 水はけのよい多肉植物用土を使用
- 鉢は通気性のある素焼き鉢がおすすめ
▷ 肥料
- 生育期(春〜秋)に薄めの液肥を月1〜2回
- 肥料が多すぎると葉色がぼやけることも
開花する?花の特徴は?

アロエ・ドニーも成熟株になると花茎を上げ、筒状のオレンジ〜赤色の花を咲かせます。
花は冬から春先にかけて咲くことが多く、ハチや虫を呼び寄せる蜜源植物としても知られています。
他の人気アロエとの違いは?

品種名 | 特徴 | ドニーとの違い |
---|---|---|
アロエ・ブリザード | 白地にグリーンの斑点、寒色系 | ドニーは赤系でより濃色 |
アロエ・クリスマスキャロル | 白い鋸歯と赤のコントラスト | ドニーは鋸歯が目立たず、より滑らか |
アロエ・ピンクブロッシュ | ピンクがかった葉が特徴 | ドニーは赤〜茶でよりシック |
よくある質問(FAQ)

Q. アロエ・ドニーはどこで買える?
A. 国内の多肉植物専門店やネットオークション、イベント販売などで流通しています。
希少性は中程度で、比較的入手しやすい部類です。
Q. 子株で増やせますか?
A. はい。成熟株になると根元からオフセット(子株)を出すことがあります。
株分けして簡単に増やせます。
Q. 寒さに弱いですか?
A. 軽い霜程度なら耐えますが、気温5℃以下では室内に取り込むのが安全です。
まとめ:アロエ・ドニーは“育てて楽しい、美しくなる”アロエ
Aloe ‘Donnie’は、色彩変化・模様の美しさ・育てやすさをすべて兼ね備えた優良交配種。
とくに日光による紅葉や模様の出方に個体差があり、「育てるほどに違いが出る楽しさ」があります。
観賞アロエ初心者にもおすすめできる一鉢。
あなたのコレクションにも、ぜひ加えてみてください。
コメント